その男、激震!(130)

★文庫の帯企画の第二弾、今日までです。(日曜日なので明日の消印まで有効です)通販等の配達の関係で間に合いそうもない方はツイッター経由か(ここ2年以内に発行の)同人誌奥付記載のメルアド宛にご連絡下さい。

「俺にあたるな」

木村もか?
勇一が首を傾げた。
時枝の所に向かわせた二人が連絡がとれない。

「…まさかな? ハハハ、まさか…勝貴に限って…まさか……」
「時枝のオヤジがどうしたんだ? オッサンが帰ってこないことに絡んでいるのか? あんたまさか、オッサンを福岡にやったのか?」
「いや、福岡にはやってないが…、まさか…いや、でも、もしルーシーと対面していたら…ひょっとして、その色香に惑わされて…佐々木と木村の理性もぶっ飛ぶ…なんてな…ハハハ…」

乾いた笑いをしていた勇一の顔が青くなる。
ルーシーに跳び掛かる鼻息を荒くした佐々木と木村の姿が脳裏に浮かんだのだ。

「ルーシー? 誰だ? ちゃんと説明しろ!」
「説明などしてるヒマあるか!」

大喜が勇一に投げつけた携帯を手にした勇一は時枝に電話を掛けようとした。

「ヤベ、俺、番号しらね! 携帯持ってるかも知らね~んだった。よし、ホテルに乗り込むぞ!」

冷静に考えれば、乗り込む前にチェックアウトをしているかどうかの確認が先なのだが、佐々木と木村が電話に出ない理由を時枝との3Pと想像してしまった為、冷静さに欠けていた。

「ほら、行くぞ! ボケーっとするな!」
「行くって、どこにだ!?」
「佐々木の居場所だ! あいつら勝貴に手を出してたらぶっ殺してやる!」
「どうして時枝のオヤジが出てくるんだよ! ちょっと待てよ!」

大股で歩き出した勇一を大喜が追う。

「着替えろって! あんた、寝間着で行くつもりか!」
「早く言え、バカ! 着替えてすぐ行くからてめぇの車を裏門につけとけ」

グルッと方向転換した勇一が寝室に着替えに戻った。

「ちッ、俺の車かよ…」

結局、何の説明も受けないまま、大喜は勇一と佐々木を探しに行くことになった。

 

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ダイダイ、人のことを「オヤジ」と呼ぶのはやめなさい! 勇一、出番少ないのに毎日とは、よく言いますね。 いい年した男が「超」は止めなさい!恥ずかしい。「とても嬉しい」で伝わります!by時枝